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リレー小説7

リレー小説
05 /11 2010
リレー小説第7回


と、いうわけで、順々に答えあわせしていきますね。
リレー小説、
1番目に書いてくださったのは…………ダカダカダカダカダダカダンカダカダカダカダカ(ドラムの音)

はいっ。

秋月アスカさんでしたー!

お分かりになりました? 結構難しかったのではないかと!
当たった方はスゴイっす! 



というわけで、秋月さんの回、第7回目始まりまーす。
近々、これまでのリレー小説をまとめたサイトつくります! 多分私の手づくり。頑張る。


リレー小説これまでの簡単なあらすじ。
見たくない人用に白文字にしてます。

*あらすじ*

理不尽な世の中を、「そういうものだ」と諦めることで今まで生きてきたエム。
彼女は朝から晩まで縫製工場で働き、食うや食わずの毎日を送っていた。
ところがある日…
町をあげての一大行事――領主の息子の花嫁をお披露目する会――が行われる日のこと。
エムは見ず知らずの怪しげな老女に出会い、小さな巾着を押しつけられる。
それが、彼女の受難の始まりだった。


あらすじここまで。




 盟約、とエムは呟いた。
 街の片隅のうらぶれた工場で、しがないお針子をしていた自分には全く縁のない言葉だ。その言葉自体にいまいちぴんと来ないのだが、とにかくも、話がいよいよ深刻な流れに向かっていることだけは理解できた。
「……かつて、気の遠くなるほど昔のこと。もともとこの地方には、巨人族が暮らしていたと聞いています」
 エドワードは溜息を一つ落とし、掴んでいたエムの腕を解放した。エムは赤くなっているであろう己の腕をさすりながら、改めて目の前の端正な顔を見上げる。
「しかし我々人間が移住し、あっという間に繁栄し始めると、巨人族を端へ端へと追いやるようになりました。もちろん彼らは抵抗しましたが、我々人間の方がはるかに高い知能を有していたため、抵抗しきることができなかったのです」
 さも真実であるかのようにエドワードは語っているが、果たしてどこまで本当なのか。馬鹿げた作り話で自分をなにかの罠にハメようとしているのでは――エムはこれまでの苦い人生経験から、そう疑わずにはいられなかった。
「彼らはこの地を人間に明け渡し、山の向こうに居を移すことになりました。ただ、その際に人間の代表……今の領主一族の先祖に、『呪い』とも言うべきある約束を持ちかけたのです」
 呪いとも言うべき約束。きっとロクなものではないに違いない。
「巨人族は人間の求めに応じ、山の向こうから出てこないと約束する。ただし人間たちは、巨人族の新たな領域を守り、決して侵略をしないと誓う。彼らの領域を侵すことがあれば、領主の跡継ぎとなる者が彼らの仲間となるでろう――と」
 ん?
 エムは思いきり顔をしかめた。この執事、今、なんと言ったのか。
「彼らの仲間にって……、巨人?」
「そうです」
 エドワードは難しい表情のまま、あっさりと頷く。
「じゃあ、さっきのエセルレッド様の姿って」
「意外と物分かりがいいようで感心しました」
 褒めているのか貶しているのか。いやいや、今問題はそんなことではない。
「エセルレッド様は、元はもちろん人間でした。しかし数年前から、時折ああして巨人化してしまうようになったのです。近年街は栄え、広がりつつありますからね。巨人族の領域を侵しかけているのかもしれません」
「そ、そんな話、信じられるわけ」
 ない。――と言い切りたかった。だが、つい今しがたこの目で巨人と化したエセルレッドを目撃してしまったのだ。
「巨人族との盟約にはまだ続きがあります。もし巨人化した跡継ぎを救いたいのならば、彼らの領域から退き、かつ彼らに誠意を見せること、と。……実際、この長い歴史の中で、巨人化した跡継ぎがたった一人いたそうです。彼は巨人の姿で高貴な血筋の嫁を娶った。人間が巨人を敬い、立てる気持ちがあることを、異種族の結婚によって示したのです。それによって当時の『呪い』は解けました」
「じゃあ、今回も?」
「そう。内密に事情を伝え、承諾を得た名家の娘を嫁入りさせるはずでした――もはやそれに賭けるしかありませんでしたので」
「でも」
 エムは人の姿だったエセルレッドの言葉を思い起こす。
「当の本人は、全然別の人と結婚しようとしてたみたいじゃないの」
「ですから我々も非常に頭を悩ませていたのです。エセルレッド様は、巨人の時の記憶が一切ありません。今度の結婚についてもその重大性を理解されておらず、ご自身の想い人と添い遂げるため色々と画策しておられました。まさか虹色の小鳥を入れ替えてしまうとは思いませんでしたが」
 エドワードは今にも舌打ちをしそうな様子で、苦々しげに呟いた。
「しかし、エセルレッド様のご希望を叶えるわけにはいきません。エセルレッド様の想い人は彼が半分巨人化していることなど知りませんし、そもそも身分があまりに不釣り合いで、巨人の赦しを得るに足る花嫁にはなれないでしょうから」
 エムは返す言葉もなく沈黙した。
 話があまりにぶっ飛んでいるが、全くの嘘っぱちというわけでもなさそうだ。もしこのエドワードの話が本当ならば、エムが間に割り込んだことで、ますます事態がややこしくなってしまったわけである。


(著:秋月アスカ)

コメント

非公開コメント

素敵な作品

素敵な作品ありがとうございました☆続きも楽しみにしてます。

No title

>ゆき様
コメント&ご感想ありがとうございます!
リレー小説はまだまだ続きます。展開がまったく読めない…。
楽しみですね!
今後ともよろしくお願いいたします~。

レガロシリーズ編集部

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