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リレー小説6

リレー小説
04 /11 2010
リレー小説第6回

さあこれでひとまわりしましたぜ!
誰がどれを書いたかお分かりになりましたか?
答えに自信がある方、答えにはまったく自信はないけれどロト6はよく当たるんだぜという方、
皆々様、よろしければ想像してお楽しみてください。コメントなぞいただけるとYが喜びます。
答えあわせは次のリレー小説をアップするときに一気にするか、
次の1周で小出しにしていくかしますね。(考え中)


それでは、第6回のリレー小説に入ります。
拍手コメントは次回させていただきます! 遅くなってごめんなさい!

これまでの簡単なあらすじ。
見たくない人用に白文字にしてます。

*あらすじ*

理不尽な世の中を、「そういうものだ」と諦めることで今まで生きてきたエム。
彼女は朝から晩まで縫製工場で働き、食うや食わずの毎日を送っていた。
ところがある日…
町をあげての一大行事――領主の息子の花嫁をお披露目する会――が行われる日のこと。
エムは見ず知らずの怪しげな老女に出会い、小さな巾着を押しつけられる。
それが、彼女の受難の始まりだった。


あらすじここまで。

 あれが、と目の前の執事は言った。
 ならば先程までエムが話をしていたあの若者は一体何者なのだ。そもそも、いつから領主の息子は巨人だったのだ。
 あんな化け物がこの街に存在するならば、一度ならず噂になっていてもおかしくないはずだが、エムはそんな話を聞いたことがない。まるで興味がなかったので確かなことは言えないが、この街の領主は夫婦揃って人間だったはずだ。人間の夫婦からあの巨人が誕生したとでも言う気だろうか。いくらエムに学がないとはいえ、その程度の常識は持ち合わせている。
 大体、巨人は人と交わらぬ種ではなかったか。山の向こう、エムの知らぬ遙かな場所に巨人族の住まう場所があることは知っているが、それもお伽噺のように聞くだけのものだった。人と巨人はそれぞれの領分を侵さぬよう生きている。そういう話ではなかったか。それが、何故、領主の息子なのだ。
 ――それだけのことを、エムは一息の間に考えた。
 執事はエムの視線を受け止めたまま、乱れた髪を手で直し、深く息を吐いた。
「仰りたいことは、お察しします」
「そう、じゃあ今すぐ帰るわ」
 少しも察せてはいないと思ったが、エムはようやく震えのおさまった足を大きく踏み出した。エムのあまり長いとは言えない人生の中で得たいくつかの信条というものがある。
 要らぬことに巻き込まれたくなければ詳細は聞かぬこと、というのがそのひとつ。
「私はなにも見ていないし、誰にもこのことは話さない」
 正直、山のように聞きたいことも、怒鳴りつけたいこともあったが、下手なことを聞いてしまえばまたどんなことに巻き込まれるか分からない。既に事態はエムの許容範囲を大きく超えている。見ず知らずの男と結婚しろというだけでも暗澹たる思いでいたというのに、何故更にそこに巨人という種族名が付加されなければならない。これ以上この茶番劇に付き合う必要などないはずだ。
 あの巨人に唯一感謝することがあるとすれば、この鳥籠をぶち壊してくれたというそれだけだ。扉は開いている。今すぐこの場から去り、この街からも去るのだ。
「そういうわけには参りません」
 なるべく自然体を装い執事の脇をすり抜けようとしたエムの腕を、がしりとエドワードが掴んだ。
「今夜、どうしてもあの方の花嫁が要るのです」
「巨人と人がどうやって結婚するのよ。そんな話聞いたことないわ」
 エムの言葉に、エドワードは青筋を立てた。掴まれた手に力が込められて、そのあまりの強さにエムは顔を顰めた。
「それが、盟約だからです」
「……え?」
「巨人族と、我が主一族との間に遙か昔に定められた盟約だからです」


コメント

非公開コメント

No title

担当Y
こっちにいくとは思わんかった。乗っかってくるとは(笑)
次どうなるんだろうなあ。楽しみです。

レガロシリーズ編集部

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